

文化財、つまり博物館などの資料の扱い方を勉強する、いわゆる「博物館研修」です。
3日間にわたる研修は、途中でコース別になったりもしましたが、共通部分も結構ありました。

保存環境や、資料の扱い方についてなどなど…
湿気


そんな中で、資料のために維持したい基本的な環境は、
湿度40〜60%、温度22度前後、紫外線は避け、明るくない方がいい
という感じです。
人間の快適空間から少しだけ涼しい感じですね。

この植物標本、左←は2005年のもので、右→は1908年(!)です。
紙以外に時間の差を感じられません…

植物標本はきちんと作って保管すれば200〜300年もつのだそうです。
座学の他に、震災で被災した資料の修復作業の見学や実践もありました。



こちらは植物標本(練習用)の修復の実践です。

また資料の梱包作業なども実際に行います。

今回の研修では、写真屋さんから写真撮影の基礎を学ぶ事もできました。
普段デジカメでパチパチ


基本的な物体の撮り方から

今回、質問に応じて「表面は反射して中は透過する物(琥珀とか透明な石)


意見交換会では色々な館の事例を知ることが出来ました。

それぞれの館や地域によって困り事やそれに対する工夫があるのですね。
県立博物館の皆さん、お世話になりました。
皆さんありがとうございました。
(和)