2014年05月30日

博物館視察

一昨日28日は、役場の人たちと鯨館のメンバーで陸前高田市の市立博物館へ行ってきました。車(RV)

陸前高田市立博物館は東日本大震災で甚大な被害を受けました。
津波の波を被ったものは、時間の経過と共にカビが生えたり痛みが激しくなるので、多くのものは廃棄され、また新しいものに代えられますが、代えられない物もあります。
博物館の収蔵物や古文書などはその最たるもので、がれきの中から救出した収蔵品の復旧作業は今も続いています。

鯨館の収蔵品もほとんどが波を被り、応急処置まではいきましたがそのままです。
次のステップに進むためにも、復旧作業の様子を見せてもらいに行きました。


陸前高田市へ行く前に、大船渡市立博物館へ立ち寄りました。
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大船渡の博物館は高台に建っているため、津波の時も幸い無事でした。

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館長さんの案内で、展示方法や、バックヤードの様子を見せていただきました。
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そして、陸前高田市立博物館へ行きます。
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元の建物は被災し取り壊されましたので、生出小学校という、廃校になった小学校を拠点として復旧作業を行っています。
復旧作業の様子を見せてもらいました。

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波を被った鯨館がまず最初に直面するのが脱塩です。
洗ってきれいになったように見えても、きちんと塩を抜かない限り、長時間海水に浸かっていた影響は出てくるのだそうです。
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ハケや布巾、エアブラシ等で汚れを取っていきます。
脱塩をして乾いてから、ようやく出てくる汚れもあるのだそうです。
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どんな道具を使っているのか注意して見ます。
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修復した物の保管所も見せてもらいました。
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安定化作業の処理済みと未処理のものが明確に分けられ、教室ごとに木製品、金属製品、皮・布など、分類されて保管されていました。
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修復の作業上で気を付けること、作業をしながら分かってきたことなどお聞きしました。
修復作業の方法論はまだ確立されてなく、ほとんどの場合が手探り状態で進められてきました。
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鯨館の場合だとどうなるか、様々な話が交わされました。
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一番の課題は何といっても鯨の骨です。
大きさ、重量、骨の持つ性質など、心配事は尽きません…。

脱塩処理や保管方法など、色々なことを知ることができました。
大船渡市立博物館様、高田市立博物館様、見学させていただきありがとうございました。
(和)

posted by 鯨と海の科学館 at 09:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月20日

山田八景・霞露へ

2014-05-18(日)
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岩手県立陸中海岸青少年の家、主催の山田八景トレッキング
「霞露ケ岳・漉磯海岸」のガイドを依頼され同行した。
8:40「道の駅山田」を出た主催者バスに「かき小屋」から
8:45に同乗した。
大浦集落を右手にとり、小学校を過ぎて左への漉磯方面へ進む。
参道コースを選択したので9:30に予定どおり第一鳥居へ到着、
ここで、セレモニーを実施し、トコトコと歩を進める。
低地ではオオカメノキが花期を終えつつあった。
 ホトトギスの芽出しを確認しつつ、開き切ったコシアブラなど
愛でながらコナラの林間を進む。
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6合目付近で依然には無かった景観が見られた。危険とおぼしき立木を
伐採した結果と推測される。左手にオランダ島があり、北浜〜柳沢〜大沢
の一部が見えた。
頂上までもう一か所、このような場所がある。日光山・大沢山や
明神埼・笠ケ鼻燈台が眼下に見える。
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鳥居の出発から一時間弱で頂上へ到着。(直下にある山宮に拝禮後)
ここの景観も改善されていて老若男女が感動した。
休憩の後、漉磯海岸へのコースを下る。しばらく、アツプダウンが続き
小さいピークを過ぎるとほぼ下りとなる。途中、赤平金剛の真上を通過
して海岸へ到着。スタッフが用意したミニ帆立貝の味噌汁が振る舞われ
みんなで堪能。
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解散式を終えて記念撮影。スタッフを入れて20数名の参加者であった。
式での感想(講評)では、唯一前日から参加の北上市から来られた夫妻とお子さん
は、青少年の家に泊まったのは私達のみで若干不安であったが色んな
体験ができてうれしかったとお話した。
今回は、初春と初夏の花期の中間で花は少ないがそれぞれ景色など
堪能したようだ。
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2013年の8月27日にJTBFエコツアー検討会でのホツツジの花。
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同様に、漉磯海岸のハマシャジンである。
そして今回、船越半島の自然に触れた一日であった。
  ・・・・合掌・・・・ jun.m








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2014年05月10日

鯨と海の科学館の「野鳥たち」

2014-05-10(土)
 愛鳥週間が始まった。被災後撮りためた中から一部を紹介したい。
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2013-11-04 館の西側整地の跡で土の中から飛び出す虫を探すハクセキレイ
山田町ではセグロセキレイも含めて「ツンツンガラ」と呼ぶ。
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2013-12-06 同様にJR山田線(休止中)の送電線で獲物を狙うノスリ
画像上部の鉄路の錆色が淡く羽に混じる。
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2014-03-03 かつての入館スロープの手摺にとまるイソヒヨドリ
現在は、連れも見つかり「さえずり」が素晴らしい。山田町では「ハマコッケイ」と呼ぶ。
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2014-03-15
再利用されるガレキ残土の急斜面を滑走するオスキジ
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同じ日に撮った「ツグミ」14日に降った雪がのこる。
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2014-03-22
20〜21日の大雪にもめげずにテリトリーを探索するキジ
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同じ日の「カシラダカ」、頭頂部の羽毛がハネアガッテいる。
頭髪に寝ぐせの付いたままの人間を「スットゾウ」と呼んで馬鹿にした
ものである。春休みには田圃や野原に沢山のスットゾウが飛来したものを
追い掛け回し、カスミ網で生け捕りしたものである。餌には殻付のヒエを与え、
鳴くこともチッチッの単純さもあり(冬季だから当然だが)餌は大食いのため
新学期が始まる頃は放鳥という想い出がある。
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そして本日(2014-05-10)仮設収蔵施設への電線で獲物を
探すモズ。漁船をハグ(新造船)ときはミオシの中にこれの
ハヤニエを奉納する習慣があったと記憶する。
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同様にコムクドリが地面で餌を探している。昨年はオニグルミの
木のウロに営巣繁殖していた。
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その育雛の様子。2013-06-30撮影・すでに雛は孵り頻繁に
両親は忙しい。
 今年も観れることを願う。・・・合掌・・・
    jun.m



















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